欧州徒然草

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ポルトガル(3) − リスボン−バイロアルトからシアド地区

今日はリスボン市内のバイロアルト地区(Bairro Alto)からシアド地区(Chiado)へと歩いて行ってみます.これらの地域も歩いて回ることができ,バイシャ地区(Baixa)とも隣接しているため,3つの地域(元気があればアルファマ(Alfama)地区まで)を歩いて回ることができます.


バイロアルト地区には坂がたくさんあります.歩いて上るのも情緒がありますが,できればもう少し楽に登りたいところです.そこで利用したいのがケーブルカー(Ascensor)です.この写真は,前々回に紹介したBicaというケーブルカーの駅です.一見すると普通の家のようで,気を付けないと通り過ぎてしまいそうです.Rua de São Pauloにある下側の駅で,ここから坂を登って行きます.リスボンカード(Lisboa card)が使えます.

ここから坂を登って行くと,車窓からはリスボンの下町を楽しむことができます.時間は数分ですが,きつい坂を頑張って登ってくれるケーブルカーに感謝です.


一番上の駅から道路を右に進むとこのような店がたくさんあります.いわゆる大衆食堂(Pasteralia)で,安い価格でたくさん食べられます.外から覗いてみて,気になった店に入ってみてください.メニューはポルトガル語で,さっぱりわからないので,他の人が食べている料理を見て指をさし「あれをください」という感じで頼みました.ぼったくりの心配はなさそうで,ジュースと料理で10ユーロ以下で食べられます(2010年の情報).店内にはパンやお菓子を売っている店もあります.多くの店ではテーブルの他に立ち食い用のカウンターもあり,若い女性も気にせず立って食べています.そういえば,メニューで一つ読めるものがありました.「Anana」と書いてありましたが,これはパイナップルです.ドイツ語でも「Ananas」なのでこれだけは分かりましたが,パイナップルのみを注文しているおじさんがいました.どんなものかと思って覗いていましたが,カウンターの中にあるパイナップルをおもむろにカットして大きな皿に盛っていました.まるで寿司屋みたいですが,パイナップルの大きさにびっくりです.300グラムくらい,もしかしたらもっとあったかもしれません.うん,パイナップルだけで十分だ,と思いました.こんな注文も楽しいですね.


このまま降りていくと,ロレト通りの広場に着きます.ここには多くのトラムやバスが来ます.この辺になるとシアド地区になります.リスボン市内の観光には28番のトラムがいいそうです.主要な観光地の近くを通る路線で,多くのパンフレットでも推薦されています.今回乗る機会はなかったのですが,次回の訪問では乗ってみたいと思います.



さらにこのままバイシャまで行くと,大きなデパートがあります.リスボンは坂が多いので,デパートも坂に沿って斜めに作られています.この入口から入るといきなり5階です.


デパートに沿って坂を下りていくと,バイシャ地区のエレベータ(Elevator de Santa Justa)が見えてきます.1902年に作られたエレベータで現在ではCarrisが運営しています.エレベータは有料ですが,リスボンカードや1日券などがあればそれで乗ることができます.


上に着くとリスボン市内の様子を眺めることができます.遠くにはサン・ジョルジュ城(Castelo de São Jorge)が見えています.帰りのエレベータで下に降りることができますが,そのままシアド地区の方に出るとカルマ教会の跡地があります.


リスボンの美しい町並みもいいですが,地下鉄の駅も見所の一つです.多くの地下鉄の駅には,タイルアートがあります.ポルトガルの建物は内部も壁もタイルで装飾されているものが多いですが,地下鉄でもタイルを楽しむことができます.駅ごとにテーマが決まっていて,一つの駅の中でも楽しむことができます.

明日はリスボンの郊外に出てみます.本日はここまで.