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欧州徒然草

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オランダ(3) − アムステルダムの博物館めぐり

アムステルダムにはたくさんの博物館があります.アムステルダムカード(I amsterdam card)で無料で入ることのできる施設は27と他の所に比べてやや少ないですが,それでも十分な数です(2009年時点).アムステルダムカードの利用がお勧めです.というのも,48ユーロで48時間券を買っても,今日紹介するゴッホ美術館(Van Gogh Museum)や国立美術館(Rijksmuseum)などは入場料が10ユーロ以上するため,昨日紹介した運河ツアー+美術館3つ+交通券で元が取れてしまうからです.ただ,博物館と美術館5施設まで無料で入場できるカードもありますので,どれを選ぶかは難しい所です.


ゴッホ美術館.美術館広場(Museumplein)の南側にあります.美術館広場は結構広い広場で,ゴッホ博物館の新館も見えますが,写真の入口はトラムの通っている道路沿いにあります.トラムでは,2番か5番でHobbemastraatまたはVan Baerlestraatです.トラムに乗っていると車内アナウンスがあるので,降りる場所が分かります.この入口の感じからすつと,ハイシーズンにはかなり並びそうですね.アムステルダムカードがなければ10ユーロです.

ゴッホが絵を描いたのはたった10年間で,その間に膨大な作品と手紙を残しています.この美術館には,「ひまわり」をはじめとする作品と手紙が展示されています.ゴッホや美術に大変興味のある人は行くべきでしょうが,そうでもないのならば他の所に行った方がいいと思います.大勢の人込みをかき分けて,階段を上ったり下りたりするのは大変です.

なお,本館の1階からエスカレータで地下に行くと,新館に行けます.こちらでは特別展が催されています.また,エスカレータの所にはカフェがあります.そんなには安くはないですが,一休みできるのが助かります.


次は国立美術館.こちらは美術館広場の北にあります.入口がやや分かりづらいですが,ここから入って行きます.ここでは入口で荷物検査があり,場合によっては入るだけでも大変な時間がかかりそうです.荷物をクロークに預けるシステムにすればこんな措置はいらないと思いますが,とにかくまずは並びましょう.アムステルダムカードがなければ11ユーロ.

ここの目玉はレンブラントの「夜警」です.この絵は大きすぎるため,一部切り取られたという逸話は有名ですが,この絵に描かれている人たちが自分たちを絵に描いてもらうためにレンブラントにお金を払ったという逸話やもともとは暗い絵ではなかったのが絵の具が酸化して暗い絵になったという逸話はそんなには知られていないかもしれませんね.1人1人,結構なお金を払ったそうです.ここは絵画だけでなく,昔の調度品なども少し展示されています.ここも,レンブラントがどうしても見たい,というのでなければ無理して行かなくてもいいような気がしました.


次は,アムステルダム歴史博物館(Amsterdam Historisch Museum).ここはもともと1581年にたてられた孤児院で,アムステルダムの中でも最も古い建物のグループに入るそうです.トラムの1,2,5番でSpuiかDamで降りて少し歩きます.アムステルダムカードがなければ10ユーロ.入口に日本語の無料パンフレットがあります.もらっておくと便利です.部屋は24あり,あちこちドアを開けて進んでいきます.中はやや複雑ですが,ここはぜひ見てほしい所だと思います.


チューリップ博物館(Turip Museum).西教会から歩いて行けます.トラムでは,13,14,17番でWestermarkt下車.下車してすぐ目の前が西教会です.西教会とは運河(プリンセン運河,内側から数えて4つ目の運河です)を挟んで反対側にありますので,橋を渡って,北側に歩いて行きます.アムステルダムカードがなければ4ユーロ.ちなみに,ホテルによくある小さな割引カードを持っていくと半額になります.

ここはガイドブックにもあまり紹介されていないようです.ここは博物館というよりも,花屋さんで,その地下に少し展示があるだけです.ただ,オランダといえばチューリップ.オランダといえばチューリップバブル,ということで,チューリップのことを知るにはいいと思います.個人的にはこういう所は好きです.チューリップの球根を収穫しているところがビデオで流れていますが,休憩も兼ねて2回も見てしまいました.


チューリップ博物館の近くにて.運河,橋,自転車,船,この景色がアムステルダムならではという感じですね.


アルティス動物園.水上バスやバスなども使えるようです.トラムでは9,14番でArtis Zoo下車.ここはアムステルダムカードで25%引き(割引後で18.50ユーロ)になります.ここで注意しないといけないのは,動物園の割引を受けるためにはアムステルダムカードを買うともらえる冊子についている割引券を渡さないといけないということです.私はたまたま持ち歩いていたのですが,これがないと,カードを持っていても割引になりません.


ラクダがかなり寒そうです.ここも結構広い動物園で,外にいる動物だけでなく,室内展示もたくさんあります.ヨーロッパではお約束の昆虫コーナーもあり,これまたお約束のゴキブリの展示もあります.室内展示がたくさんありますが,蝶の展示がお勧めです.温室の中に蝶が放し飼いにされていて,目の前を飛んで行きます.もちろん触ってはいけませんが,ジッとしていると肩に止まるかもしれませんね.またここでは,キリンなどは冬は厩舎に入っていますが,厩舎の中を見学することができるのもポイントが高いです.

入口を入ってすぐ左側の建物には,プラネタリウムもあります.上映プログラムはいくつか用意されています.私も見ましたが,まぁ,オランダ人のうるさいことといったら話になりません.うるさいのは子供だけではなく,大人もべらべらしゃべっています.つまり,親もうるさいので子供をしからないのです.オランダはいくつかの麻薬が黙認されているくらいですから,教育レベルの程度に問題があるのかもしれません.オランダといえばワークシェアリングで有名ですが,1人の人に仕事を任せておいては危ないので数人で分担させる仕組みができたのではないかと思ってしまいました.もちろんこれは冗談です.ともかくも,フィンランドのサルカニエミ・アドベンチャーに行った時のことを思い出しました(「8月13日 フィンランド(9)−タンペレの遊園地」の回参照).夏休み中の日曜日に行きましたが,上映中に話をする子供は全然いませんでした.これが教育レベルの差ではないかと本当に思いました.

その他にも科学技術センターなど行ってみたい所はいろいろありましたが,なにしろ時間が足りません.次の機会を狙うことにします.

本日はここまで.