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欧州徒然草

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オランダ(1) − アムステルダム市内の交通

NL:オランダ

今日からはオランダのお話です.

アントワープからオランダの首都アムステルダムまでは約150Kmくらいで,車ならゆっくり走っても2時間くらいです.オランダも高速道路は無料です.


ところがこの日も雪が降ってきました.日本にいたときにもニュースでヨーロッパの雪のニュースを見ていましたが,実際に体験するとその凄さが分かります.何メートルも積もるような大雪ではないのですが,ある日突然,30分とか1時間とかの短い時間で10cmや20cm積もります.そのせいで,きちんと準備をしていない車があると大変なことになるわけです.

この写真も真っ白で見づらいですが,高速から一般道に分岐する道で上り坂を登れない車が続出し,渋滞になっています.後ろのドライバーたちが降りてきて,みんなで車を押しています.こういう光景はときどき見かけます.この雪のせいで,アントワープからアムステルダムまで5時間近くかかってしまいました.

アムステルダムの市内も一方通行などが多いのですが,ブリュッセルに比べると走りやすいです.その理由は,主な道にS100から順番に名前が付いており,目的地の近くにどの道路が走っているのか分かっていればルート探しが簡単になるからです.アムステルダムの周辺には高速の環状道路が走っており,それぞれの出口にS105などの案内が大きく書かれています.市内の道路の看板にも,右折はS109などの表示があり,これが結構分かりやすいです.ただ,駐車場は高いです.私が使ったホテルは駐車場が1泊22.50ユーロ,路上のチケットを買うタイプの駐車場も1時間3ユーロでした.

さて,アムステルダムの「ダム」の部分は,川をせき止めるダムのことです.つまり町の名前は,アムステル川に作られたダム,という意味です.伝説によると,犬を連れた2人の漁夫が嵐にあって船が壊れてしまい,アムステル川の近くに野営をしたそうです.その後,この漁夫たちは家族を呼んでこの地で暮らし始めました.それからしばらくすると人がどんどん集まってきて集落となり,嵐から家々を守るために堤防(つまりダム)を作ったそうです.何の話かといいますと,アムステルダムでは現在でも船も交通機関として使われているということです.地元の人は使わないと思いますが,5つの運河があるアムステルダムでは,観光客にとって船を使うかどうかは悩ましい問題です.


プラン作りのためにも,中央駅(Amsterdam Centraal Station)のすぐそばにあるツーリストインフォメーションに寄っておくのはいいことだと思います.1階が水上バス(船)の切符売場,2階がインフォメーションです.

アムステルダムの市内交通として,バス,トラム,メトロ,水上バス,ミュージアムボートなどがあります.このうち,バス,トラム,メトロは共通の切符で乗れますが,水上バスとミュージアムボート(どちらも船)は,それぞれ別の切符になります.アムステルダムカード(I amsterdam,アムステルダムと,I amがかけられています)で乗れる交通機関は,バス,トラム,メトロで船には乗れません.水上バスは3路線あり,観光に便利なようになっていますが,1日券は20ユーロ(アムステルダムカードがあれば15ユーロに割引き)します.ミュージアムボートは,ゴッホ美術館などに行きますが,これは別料金で,チケット込みの料金になっているので,少し高めです.さらに,オランダ全土で使える美術館の無料・割引券が34ユーロで売られています.これは交通券はついていませんが,初めの5施設までは無料で,それ以上の施設は割引価格で利用できるというもので,有効期限は1年間です.(2009年当時の情報です)

私はいろいろ考えた結果,48時間のアムステルダムカードを買いました.アムステルダムカード+水上バスの1日券も考えましたが,アムステルダムカードには運河ツアーの無料券が付いていたので,これで船に乗れるからいいやと思いました.価格は48ユーロ.高いです.人によって選択肢は異なりますし,何日の滞在でどのようなプランかにもよります.アムステルダムに来る場合は,事前の計画が重要です.


ダム広場(Dam).ここが伝説のダムが造られた場所です.ダムの建設自体は史実だそうです.ここには,多くのトラムが来るので,トラムの乗り換え場所としても便利です.


船を使わないのであれば,移動の中心はトラムになります.トラムは路線や本数が多く,うまく使いこなせればあちこち動けます.トラムの切符は2種類あって,1つ目は細い紙きれのチケットが10枚とか15枚とかの綴りになっているものです.トラムに乗ったら,車掌さんにスタンプを押してもらいます.もう一つはスイカのようなカード切符です.車内では,1時間券か24時間券が買えます.まれに2時間券を売っていることもあるようです.1時間券で2.60ユーロ.結構高いです.アムステルダムカードに付いてくる切符もこのタイプです.

トラムやメトロなどに乗る時には,カード切符を入口にあるピンクの機械に読み込ませます.スイカと同じ方法です.面白いのは,降りるときにも同じことをする必要があるということです.どうしてかは分かりませんが,降りるときのチェックは忘れやすいので気を付ける必要があります.トラムの車内でも,降りるときにチェックするように頻繁に放送が流れます.


オランダといえば自転車ですので,気候が良ければ自転車による移動もありだと思います.アムステルダムには有料のレンタサイクルがあり,駐輪場もたくさんあるみたいです.


アムステルダムには運河が張り巡らされているため,船の本数も結構あります.運河ツアーの様子は次回お話しします.


地元の人が使っていた方法を2つ紹介します.まずは,子ども用そりです.これは結構ポピュラーなようで,このようなそりを使って子供を運んでいる人をよく見かけました.ミュージアム広場(Museumplein)には,そりで遊べるスペースもあり,子どもたちがそりを持って歩いている姿も見かけます.


スキーです.さすがにスキーで移動している人を見たのはこのおじさんだけでしたが,雪が多い日はありかも知れませんが,市内の中心部は雪が解けるのが早いので,不便そうです.実際はどうなんでしょうか.

本日はここまで.