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欧州徒然草

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マールブルクの中世祭

今日は,マールブルクの中世祭(Mittelalterliche Veranstaltungen)のお話です.

マールブルクでは毎年夏に,中世祭という面白いイベントが行われています.その名の通り,中世をイメージしたお祭りで,一般の来場者にも中世風の格好をした人がいて他のイベントとは一味違います.今年(2009年)は,8月の22日と23日に行われました.




入口の様子.お城の裏手にある公園で開催されています.入口で入場料の5ユーロを払います.入場料を払うと,手にスタンプを押してくれ,これが入場券の代わりになります.




中には,いろいろなものを売っているお店があります.これは,かご売りのおじさん.手作りのかごを売っています.格好も中世風ですよね.売店の人はみんなこのような格好をしています.




髪飾りのお店.奥のお店の中にいる女性は定員ですが,4人組はお客さんです.マールブルクの中でもこのような中世風の服が買えるところがあるそうです.赤い服の女の子が頭につけているのがこのお店の髪飾り.赤以外にもオレンジや水色などたくさん種類があります.






このイベントでもミニゲームがありました.ミニゲームも中世風で,遊園地にあるものとは違います.これは,槍のようなものを投げて牛に当てて,牛を倒すゲームです.初めの2つはすぐに倒せるのですが,3つ目にはかなり重い重りが付いていて,なかなか倒れません.おそらく,大人は参加できません.

この他にも,いくつかのミニゲームがありましたが,中でも面白かったのが,太い丸太の上に2人が向かい合って座り,藁を詰めた袋で叩き合うゲームです.先に丸太から落ちた方が負けです.大人同士や子供同士,親子などで参加していました.1回戦は普通に戦い,2回戦では袋を両手に持ちます.最後の3回戦では2人とも黒い袋をかぶって目隠しをして2つの袋で試合開始です.単純ですが面白いですね.




中心部にあるステージでは,歌や踊りがありました.音楽に合わせて,踊っています.1日に何回かあるようでした.




その踊りをビデオに撮っている人.どっちかというと,あなたは撮られる方です.




中世風のベビーカー.手作りのようです.一見すると赤ちゃんがかわいそうに見えますが,前輪には衝撃を緩和するためのサスペンションがついていて,しかも前輪は車輪の向きを自由に変えられます.かなりの高性能で,安物のベビーカーよりも乗り心地は良さそうです.




子供向けの劇もあります.1人でいくつかの人形を使って物語が進んでいきます.子どもたちの反応はよく,悪者が出ると,歓声をあげて主人公を応援していました.




ワッフルのお店.食べ物はとくに中世にこだわっているわけではなく,ビールを売っている店もありました.リンゴに衣をつけてサクサクに上げたお菓子を売っている店もありました.なかなかおいしかったですよ.




特にピラフが食べたかったわけではないのですが,キャベツがお皿になっていて珍しいので買ってみました.ここで,興味深かったのが,プファンドです.プファンドの話は何度か出てきていますが(「プファンド」の回参照のこと),私が驚いたのは,ごみにつけられたプファンドです.

このキャベツのピラフには,白の紙と木製のフォークがついています.これは一度使ったら捨てるわけですが,ピラフを買う時に50セントのプファンドを払い,食べ終わったらお店の横にあるゴミ箱に捨てると50セントが戻ってきます.この紙を再利用するのが目的ではなく,ゴミが散らからないようにするためのプファンドです.これは非常にいいアイデアだと思います.お客さんはお店の近くで食べないといけないわけですが,プファンドを取り戻すために指定のごみ箱にゴミを捨てるので,会場は汚れません.串焼きの店でも,串に1ユーロのプファンドがかかっていました.うまく工夫すれば,日本でもできそうですね.このプファンドについてドイツ人に聞いたところ,すべてのイベントでこの方式が行われているわけではないそうです.

中世祭は8月に行われるようです.7月の3日祭(「マールブルクの3日祭」の回を参照のこと)はかなり大きなイベントですが,中世祭は会場も広くなく,フランクフルトなどからの日帰りでも十分楽しめます.

本日はここまで.