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欧州徒然草

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クレジットカードが使えない!

今日はマールブルクでの買い物についてのお話です.

日本では,買い物の支払いに最もよく使われるのは現金で,最近ではクレジットカードやいわゆる電子マネーでの支払いも一般的になってきました.マールブルクではどうかというと,スーパーなどでの買い物は現金払いが多く,その次に多いのはECと呼ばれるデビットカードです.その一方で,マールブルクの多くのお店ではクレジットカードが使えません.


これには正直言ってびっくりしました.スーパーでは少額の買い物が多いので現金で問題ないですが,Media Marktという名前の家電量販店や,写真はバス切符を売っているセンターですが,ここでもクレジットカードが使えません.仕方がないので,300ユーロの冷蔵庫を現金で買いました.バスの切符は1年券を買うと353ユーロしますが,これも現金払いということになります.

これでは大変ですが,銀行で口座を作るとキャッシュカードがデビットカードとして使えます.これは「EC」と呼ばれており,クレジットカードと同じように使えます.長期滞在であれば銀行口座を作るでしょうから,大きな買い物もECで支払ができますが,短期滞在であればわざわざ銀行口座を作ることもないでしょうから,大きな買い物は慎重に,ということになります.

そういえば,マールブルクに10年以上住んでいる日本人がいるのですが,この人はクレジットカードを持っていないと言っていました.つまり,クレジットカードがなくても普段の生活には困らないわけです.




ドイツでも観光地に行けば,お土産ショップやレストランではカードが使えるところが多いです.一方で,写真のようなマーケットではほぼ使えないと考えていいと思います.ちなみにこの写真は,フランクフルトの南駅の前に出ているマーケットです.あまり観光客が来ないところですが,中心部のごみごみした感じがなくていいところです.


話を戻して,マーケットでクレジットカードが使えないのはあたりまえじゃないかといわれそうですが,例えば,フィンランドの首都ヘルシンキなどでは,こういったマーケットでもカードが使える店が結構あります.場所によって使えるかどうかは違うということです.




旅行であれば,現金+クレジットカードの組み合わせが一番だと思います.PLUSカード(国際キャッシュカード)も便利ですが,あまりお勧めしません.ヨーロッパの町中には,ATMがたくさんありますが,多くのATMは建物の壁にくっついており,機械がむき出しになっています.これはこれで便利ですが,お金を下ろすところを後ろから観察されて,暗証番号を盗み見し,お金を下ろし終わった後で襲ってカードを盗むという事件もあるようです.日本人は狙われやすいでしょうから,旅慣れするまではやめた方がいいと思います.また,カードが吸い込まれて出てこないということもあります.

クレジットカードはIDカードとしては使えませんが,最低限の支払能力があるということを証明できるため,旅行では使う予定がなくても持っておくと便利です.マールブルクでは,ホテルかガソリンスタンドくらいしか使えません.実は,スーパーでも使えるところも少しはありますが,現金払いのつもりで用意した方がいいですね.小さな町ではどこでも事情は同じだと思います.

本日はここまで.


追記(2016年):この記事は2009年のものですので,2016年ではずいぶん事情が変わりました.ヨーロッパでもクレジットカードが使えるところが増えています.特に北欧ではカード支払いの方が現金支払いよりも一般的です.ただし,ユーロ地域ではSEPAという取り組みの結果,キャッシュカードが国境を越えて使えるようになっています.そのため,本文中の「EC」の使い勝手がよくなっており,クレジットカードの出番は少なくなる傾向にあります.