欧州徒然草

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オーバーシュタット



そろそろマールブルクの町の話もしないといけませんね.今日のお話は,マールブルクのオーバーシュタットについてです.観光客にとっては,マールブルクは半日で歩いて回れる小さな町ですが,坂と階段が多く,歩くのはちょっとしんどいです.それでも,お城を目指して登って行くと,中世風の町並みを楽しみながら,いろいろなお店を見ていく楽しみがあります.


オーバーシュタット(Oberstadt)とは文字どおり「上の町」という意味で,マールブルクでは坂の上の一帯をさします.ここには昔ながらの町並みが整備されていて,中世の趣を今でも感じとることができます.



マールブルクで一番目を引くのがこのお城.地元ではただ単に「城(Schloss)」と呼ばれています.ちなみに,ドイツ語では,「ss」の部分はエスツェットというベータのような記号「ß」であらわされます.「」の中の文字は環境によっては文字化けするので,ここでは「ss」としておきます.下の地図では青色の○の部分にあります.ここには,16番のバスでも行くことができますが,残念ながら16番のバスは中央駅には行きません.また,16番のバスは行き先が2つあり,慣れないと分かりにくいと思います.初めて訪れたときには,城までは歩いた方が早いと思います.私が住んでいるゲストハウスには16番のバスが来るので,私は専らバスですが.


この城の中は博物館となっており,古代から近世までの様々な展示があります.入場料も4ユーロと安く,さらっとみても1時間分くらいあってお得ですので,ぜひ中に入ってほしいですね.中に入る時間がなくても,城からはマールブルクの町並みが見渡せるので,展望台代わりに上るのもいいですね.




(出所)Google Map.


マールブルクの地図です.Googleマップからの引用ですが,サイズの調整の関係で横方向に縮んでいます.マールブルクの中央駅は赤丸で囲まれたところです.マールブルクにはもう一つ,マールブルク南駅という駅がありますが,REやICなどの電車は止まらず,この地図よりも南にあります.あまりバスもなく,タクシーも利用しにくいので,RBの電車で来て間違って降りてしまったら,次の電車を待った方がいいかもしれません.平日の昼間なら,7番のバスで中央駅に行けます.片道1.50ユーロです.


中央駅を背にして10分ほど歩くと突き当りになるので,左に歩いていきます.そうすると,すぐにエリザベート教会が見えてきます.教会を通り過ぎると道が二手に分かれているので,上り坂を選んで歩いていきましょう.坂がつらいときには,平たんな道をしばらく行くと,Welcome Hotelが左に見えてきます.道路の反対側にエレベーターがあり,そこからオーバーシュタットに上がることができます.このエレベーターはだれでも無料で利用できます.



教会前の坂道を上がっていくと,左右にいろんな店があります.坂道の一番初めには,「Paper World」という文房具店があります.この店はちょっと高いですが,おしゃれな文房具がたくさんあります.さらに登っていくと,小物の店やカフェが出てきます.登りきったところには,右手にチョコレートの店があります.普通の板チョコだけでなく,トリュフ型のチョコ,自動車の形をしたチョコ,クッキーなどがあります.ここもスーパーよりも高いですが,おいしいですよ.今度は坂道を下っていきます.少し下ったところから右に曲がるとマルクト広場に辿り着きます.エレベータから上がった場合には,少しだけ坂を上がって左に曲がります.ちょっと疲れた人は,ここで一休み.



マルクト広場.地図では黒色の○の場所です.カフェが数件あります.店の外のイスに座ってお茶を飲みながら(ドイツ人をみていると,パフェを食べながら,という方が合っているかもしれないくらいパフェやアイスをみんな食べています),伝統的な町並みをのんびりと眺めるのがマールブルク流.この写真の反対側には市庁舎があり,土曜日には市場がたちます.といっても,ここはそんなに広くないので,野菜を売る店が2件,チーズの店,オリーブの店,卵の店,ソーセージの店が2件とこじんまりとした感じの市場です.ちなみに,平日と土曜の昼間は1時間に1本,16番のバスがマルクト広場に止まります.もう坂道はいやだ,という人はバスに乗り換えましょう.ここからは城まで10分くらいで,分岐もありません.片道1.50ユーロ,1日券は3.60ユーロです.


マルクト広場から坂を下って行ったところ.地図では緑色の○のところです.本,自転車,果物,カフェ,ピザ,キャラクターグッズの店など様々な店が並んでいます.この狭い通りも16番のバスは1時間に1回通っていくので驚きです.特に土曜日(日曜は16番のバスはない)は人が多いので,バスが人込みをかき分け,カフェで食事をしている人はイスを引いてバスを通していきます.


写真のくまさんの看板は,グミの店です.ドイツといえば,HARIBOのグミが有名でいろんな形のものがありますが,この店も負けていません.中に入ると,ピザ,バーベキュー,ビールなどのグミがありました.特にバーベキューは,野菜や肉の形のグミが串に刺さっていて,遠目にはちゃんとバーベキューに見えました.



夜のマルクト広場,先ほどの昼の写真の反対側です.この建物は市庁舎です.市庁舎の時計は仕掛け時計になっていて,毎時0分になると,フォーンの音とともに時計の上の鳩がパタパタ羽ばたきます.これを見に来る観光客も結構いますが,他の町にはもっとすごい仕掛け時計があるので,あまり感動はないかもです.時計は21時を過ぎていますが,平日でも23時くらいまでは普通にカフェが営業しています.


この他にも,オーバーシュタットにはグリム兄弟の下宿や大学教会,マリエン教会などがあり,坂の下のエリザベート教会も合わせて半日かけてゆっくりと回りたいですね.途中の小道に入ると新たな発見があるかもしれません.マールブルクでの最後の郵便配達人の像は簡単に見つかるので,ぜひ探してみてください.坂道が多いので,カフェで疲れを取りながらのんびりと過ごすのがお勧めです.


本日はここまで.