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欧州徒然草

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電車の乗り方(2)

今日は昨日に続いて電車の乗り方です.今日は切符についてです.

切符は大きく分けて,ICやICEの切符と,REやRBの切符に分かれます.ICなどの切符は左の赤い機械で,REなどの切符は右の緑の機械で買います.赤の機械はクレジットカードも使えますが,緑の機械は使えないので現金が必要です.普通は20ユーロ札までしか入らないので,50ユーロ札や100ユーロ札は早めにくずしておいた方がいいです.

この2つの機械は,切符の買い方も違います.赤い方は行き先をアルファベットで入力します.電子辞書のように,1−2文字入力すると候補が出てくるので,そこからタッチパネルで選択します.選択すると,切符の枚数や1等車か2等車かを選び,最後に席の予約をするかどうかを決めます.そうすると料金が出てくるので支払います.1等車の価格はだいたい2等車の1.5倍です.ドイツでは,2等車もそれなりにきれいなので,無理して1等車に乗ることはないと思います.この機械は,ドイツ語だけでなく英語などいくつかの言語でも表示できます.もちろん,日本語はありませんが.

緑の方は,まず左側にあるリストから目的地を探します.それぞれの駅には4ケタの番号がふってありますので,その番号をテンキーで入力します.次にテンキーの下のボタンを使って,人数などを入れていきます.大人のマークのすぐ下のボタンが1枚切符です.これが一番分かりやすいので,2枚買う時なども同じ操作を2回した方が簡単です.ボタンを押すと,料金が出るので支払います.ちなみに,フランクフルト市内のトラム(路面電車)に乗るときには,大体の場所は97番の切符で乗れます.リストの97番の所に目的地があれば,4ケタの数字を押さずに,テンキーの下の97番のボタンを押すと切符が買えます.この緑の機械はドイツ語表示しかありません.

緑の機械で切符を買うのは慣れるまでは難しいです.周りの人に聞きたいところですが,某歩き方ガイドブックによると,フランクフルトの中央駅では切符を代わりに買ってあげるよという詐欺があって,切符を買う振りをしてお金を取って逃げる人がいるそうです.私は見たことがありませんが,用心に越したことはないので,どうしても買い方が分からない時には,駅の窓口を利用することをお勧めします.




さて,無事に切符も買えて乗り込むわけですが,どこでも自由に座っていいわけではありません.席が予約されていないかどうか,確認が必要です.普通,座席の荷物棚の所に予約かどうかが書いてあります.この写真の場合,ザルツブルクからミュンヘンまでの予約が入っています.席の予約がない人は座れません.ザルツブルクの手前で降りる人はこの席に座ることができますが,土地勘がないと難しいので,何も書いていない席に座る方がいいです.ちなみに,ドイツの電車は表示が緑です(この写真はオーストリアで撮りました).

ここからが難しいところなのですが,予約の表示がなくて,空欄の席に座ったとしても,いつの間にか予約席に代わっていることもあります.例えば,フランクフルトで乗る時に空欄を確認していても,電車の出発後にその先のギーセンから乗る人がギーセン→カッセル間で予約を取ると,空欄の席が予約席に代わることもあります.これは非常に不便なのですが,仕方がないので,いくつか駅を通過した時に予約が入っていないかどうかチェックした方がいいですね.



この写真は,バーンカードです.これは長期滞在者向けです.DBの切符は高いのですが,1年間有効のバーンカードを事前に買っておけば,切符が割引になります.このカードでは,1等車,2等車の切符が50%引きになります.20セントのコインの所には顔写真が,他のコインの所には名前とカード番号が記入してあります.バーンカードは,25%,50%,100%引きの3種類があり,それぞれ,2等車専用と1等車も使えるものがあります.私のカードは,年間450ユーロです.一番安い2等車専用の25%引きは,55ユーロくらいですので,結構早く元が取れると思います.このカードは割引があるだけでなく,利用金額に応じてポイントが付き,切符のアップグレードや食堂車で使えるクーポンがもらえたりします.100%引きはドイツ国内の電車が全て無料になるわけですが,2等車専用でも3000ユーロ以上するそうです.




バーンカードがなくても割引になるチャンスがあります.それは,事前にインターネットで切符を買っておくことです.1か月以上前だと割引切符が買える可能性が高いです.DBのホームページは英語も使えます.ここで,切符をクレジットカードで買います.切符はPDFファイルになっているので,プリンターで印刷して,電車に乗る時にクレジットカードを一緒に持っておきます.切符のチェックが回ってくるので,この写真のようなチケットとクレジットカードを車掌に渡します.インターネットでは,席の予約料金が2ユーロ(1等車は3ユーロ)と安くなるので予約がお勧めです.切符は1枚だけど,予約席は2つ(+4ユーロ)ということもでき,2つのイスを1人で使うこともできます.あまり意味はないですが.

ドイツの場合,飛行機が遅れて予約を取った電車に乗れなかった場合,切符は自由席なら使えるみたいです.ただし、切符に記載されている有効期限に注意してください.割引切符は当日のみ有効のこともあります.ICの切符でREやSバーンに乗ることもできます.もちろん逆はできません.

切符の予約もなく,現地で買い方が分からなくなったら,窓口かインフォメーションに行きましょう.ほとんどの駅のインフォメーションは,電車の時間やホームが載っているプリントを無料でくれます.特に,乗り継ぎがある人はこのプリントがあった方が便利です.英語やドイツ語ができなくても,行き先を紙に書いて見せれば通じると思います.ちなみに,日本人以外にも,英語もドイツ語もできない人はいますので,その辺はあまり気にしなくても大丈夫です.

本日はここまで.