欧州徒然草

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ベルリンからウイーンまでドライブ(5) もう一つのフランクフルト

 

今日はドイツとポーランドの国境の町,フランクフルト(Frankfurt an der Oder)のお話です.

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日本人がよく訪れるフランクフルトは,マイン川沿いのフランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)です.金融の中心地で欧州中央銀行もあります.今日のお話しは全く違う場所にあるフランクフルト・アン・デア・オデアです.Frankfurt (Oder)とか,Frankfurt /O.とか表記されます.写真の手前がドイツ,奥がポーランドのスウビチェ(Słubice)で,オデア川(またはオーデル川,ポーランド語ではオドラ川:Odra)を挟んで2つの町があります.ポーランドはシェンゲン協定参加国ですので,橋を渡って自由にポーランドに行くことができます.もちろん,ポーランド側からも自由にドイツに来ることができます.

 

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ベルリンからはアウトバーン113号線でドレスデン方面に行き,113号線が13号線に変わるところ(Schönenfelder Kreuz)で12号線に入ります.9番の出口で降りて,5号線に入り,看板のZentrum(中心部)を目指してください.テーゲル空港からだと,渋滞なしで70分くらいです.上の写真の(Oder)の「d」の部分にショッピングセンターがあり,大きな駐車場があります.

 

電車ではベルリンからフランクフルトまでの直通があるようです.フランクフルトa.M.と間違えないように注意してください.日本人観光客があまり行かない場所なので,駅員が注意を促してくれるかもしれません.「アン・デア・オデア」とはっきり言えばOKです.安いREでも高いECでも同じくらい,だいたい70分です.安い方でいいと思います.駅から中心部までは歩いて15分くらいです.

 

おもな見どころはフランクフルトの大きな文字の右側の部分で,水色の1~5のところ,16番はインフォメーションです.フランクフルトは,カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(ヨハン・セバスチャン・バッハの子供)が大学に通った町として知られており,地図の水色の6番のコンサートホールに名前が残っています.

 

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ショッピングモールの反対側にあるブリューネン広場(Brunne platz).道路は渡り廊下で渡れます.ここには食べ物屋がいくつかあります.左奥の赤いテントの店にはいろいろなパフェがあります.夏におすすめの場所です.何だか芸術的な時計が見えますが,ここには他にも芸術的なモニュメントがあります.私はパスします.

 

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マリエン教会(St. Marienkirche).1253年から1524年にかけて建てられました.現在修復中のようですが,フランクフルトで最も重要な観光スポットです.塔もあり,237段登った上から街を見ることができるそうです(料金は3.5ユーロ).

 

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マリエン教会のステンドグラス.青のステンドグラスは幻想的で美しいですね.中世には青を表現するためには宝石のラピスラズリを粉にする必要があったため,青はあまり見かけません.マインツのザンクト・シュテファン教会を思い起こさせます.

マインツ(1) - 欧州徒然草

 

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歴史博物館(Museum Viadrina).奥の白い建物です.この地域の歴史を知ることができる博物館です.バッハ通りにあります.美術館が併設されています.あまり人が来ないようで,係りの人が先回りしながら部屋の電気のスイッチを入れていました.郊外の博物館ではよくあることです! この先がオデア川です.ショッピングモールからは歩いて10分かかりません.近くには,クライスト博物館(Kleist Museum)もあります.フランクフルト出身の詩人,ハインリッヒ・フォン・クライストの博物館だそうです.

 

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オデア川の様子.右側がドイツ,左側がポーランドです.たまたまかもしれませんが,ドイツ側は護岸が整備されていて,ポーランド側は自然のままでした.オデア川は春先になると氾濫することが多く,洪水被害がよく発生します.春先ではありませんが,1997年7月にはドイツとポーランドで大きな被害が出ました.当時は3万人の兵士も動員されたそうです.

 

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左がフランクフルト,右がポーランドのスウビチェです.エストニアのナルヴァを思い起こさせる光景ですが,ナルヴァと違って行き来は自由です.ポーランド側にもいろいろ見どころがあるようですが,自然が多いところですので,自転車や車でゆっくり回るのがいいのではないかと思います.

 

本日はここまで.