欧州徒然草

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ベルリンからウイーンまでドライブ(3) バウツェン

 

今日はドレスデンの東,ポーランドやチェコの国境に近いところにあるバウツェンです.

 

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バウツェンまではドレスデンからアウトバーン4号線で60Km,下道の6号線だと少し短めです.下道だと約1時間というところでしょうか.

 

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アウトバーンでは,89番の出口が便利です.旧市街も奥に見えています.

 

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旧市街の中に車を止めるのは難しいと思います.旧市街の南端に写真のショッピングセンター(Kornmarkt-center)がありますが,ここの駐車場は入り口が分かりづらいです.ショッピングセンターを通り過ぎて道なりに坂を少しだけ登り,地図の28番・29番の建物の所で右に曲がると広めの駐車場があります.gと病院のマークの間です.ここは日本のような後払い式の駐車場です.ここが分かりにくければ,坂を上った先の病院で左折すると観光客用の大きな駐車場があります.

電車ではドレスデンから約1時間,片道15ユーロ程度で行けるようです.一番初めの写真の地図はバウツェンのインフォメーションでもらったものです.地図の一番下に駅が描かれていますが,駅から旧市街までは500mほどあるようです.

 

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バウツェン旧市街の中心はマルクト広場(Hauptmarkt)です.ツーリストインフォメーションもここにあります.この日はたまたま市場が出ていました.調べても情報がないのですが,平日は開催している可能性が高いです.花や野菜などが売られています.写真では見えませんが,チューリンゲン風の焼きソーセージ(Thüringer Rostbratwurst)を売っているおじいさんがいました.白いソーセージでパンにはさんで食べます.なかなかおいしいですよ.

 

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市庁舎(Rathaus).1213年に建てられたそうです.現在の建物は1729年から1732年に建てられたものです.バウツェンは石器時代からあったと考えられていますが,958年頃にオルテンブルク城(Ortenburg)が建設されたとされており,1000年以上の歴史があります.1002年にラテン語でBudusinとして町の記録が残っていることから2002年は町の1000年記念の年だったそうです.このBudusinという表記は,ソルブ語(Sorbe)に由来しています.バウツェンを含む地域はオーバーラウジッツ(Oberlausitz,英語ではUpper Lusatia,上ルサティア地方)と呼ばれており,スラブ系の人々が住んでいます.彼らはソルブ人(Serbja)またはヴェンド人(Wends)と呼ばれています.ラウジッツ地方の人々は自分たちのことをヴェンド人と呼ぶそうです.バウツェンの旧市街にも,Wendisch StraßeやWendischer Grabenなどの通りの名前があります.

ソルブ人の風習として,美しい装飾のイースターエッグや「小鳥の結婚式(Vogelhochzeit,1月のイベント)」と呼ばれるイベントがあります.

 

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ソルブ料理が食べられるレストランです.今回は時間の関係で入っていませんが,どんな料理か食べてみたかったです.上の表記がソルブ語,下の表記がドイツ語になっています.バウツェンの町中には,2つの言語で表記された看板もありました.

 

バウツェンで有名なのは水道塔ですが,インフォメーションで「水道塔はどこですか?」と聞いたら,「バウツェンは水道塔だらけですよ」との答えでした.改めて「一番有名な水道塔は?」と聞くと,地図の左下17番の場所(Alte Wasserkunst)を教えてくれました.その他にも,地図の15番(Wasserturm)や21番(Burgwasserturm),57番(Neue Wasserkunst)も水道塔です.バウツェンはシュプレー川(Spree)沿いの高台に作られた町であるため,川から水を汲み上げる必要があります.そのため,川沿いに水道塔がいくつもあるのです.

 

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旧水道塔(Alte Wasserkunst).開いているのは平日のみで休日はお休みのようです.中には水を汲み上げる装置が展示されています.塔を登るとバウツェンの街並みを一望できます.途中,下が見える木製の階段もあります.なお,塔の中で展示されている絵の中には,購入可能なものもあり,値札が付いています.また,チケット売り場の近くや地下の展示室には古本が売ってあります.1冊1ユーロで手に入りますので,インテリア用に買っていくのもいいかもしれません.

 

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シュプレー川にかかるフリーデンス橋(Friedensbrücke).車でドレスデンから来るとこの橋を渡るのですが,こんなに高い橋だとは気が付きませんでした.

 

今回はオルテンブルク城に行くことができませんでしたが,ここにはソルブ博物館(Sorbisches Museum)があります.また,町の真ん中,マルクト広場の裏側には聖ペトリ大聖堂(Dom St. Petri)があります.さらに,ショッピング通り(Reichenstraße)の先にはライヒェン塔があり,この塔の上からも町が一望できます.さらにショッピングセンターの隣にはバウツェン博物館(Museum Bautzen),ショッピングセンターの南に少し歩くとドイツ・ソルブ劇場(Deutsch-Sorbisches Volkstheater)などがあり,かなり多くの見どころがあります.ドレスデンからのエクスカーションにいい町で,観光客も多くありません.できるだけ滞在時間を長く取って,のんびり街を散策するのがおススメです.

 

本日はここまで.