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欧州徒然草

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ライプチヒ(1) − 音楽の街ライプチヒ

DE:ドイツ

今日からはライプチヒ(またはライプチッヒ)です.

ライプチヒ(Leipzig)はドレスデン(Dresden)から車で1時間半くらいの所にあります.電車でも1時間ちょっとだと思います.近くにライプチヒ・ハレ空港がありますが,ベルリンなどから電車での移動でも大丈夫だと思います.

ライプチヒ市は広いですが,インナーリンク(Innerring またはInnerstadt)と呼ばれる地区内に見所があります.この中はそんなに広くないので徒歩で十分です.


ライプチヒの観光客用に,ライプチヒカード(Leipzig Card)があります.1日券で8.90ユーロ,3日券で18.50ユーロです.このカードは施設の割引だけで,無料になる所はありません.トラム(路面電車)やバスの1日券が5ユーロなので,それにプラスアルファの割引が付いたくらいですが,3つくらいの博物館等を回れば元が取れます.インナーリンクは広くないといっても,ホテルとの移動などでトラムやバスを使うのであればライプチヒカードは使い勝手があると思います.ライプチヒカードが使えるゾーン110(Zone110)は結構広いです.

ライプチヒカードはトラムなどに初めて乗る時に車内の機械に差し込んで使い始めの時刻を記入しておきます.ここでもドレスデンと同じように切符は1回券ではなく1時間券です.乗り口の所にある機会で刻印します.私が乗った車両にはすべてテレビモニターが付いており,3つ先までの駅名が載っていて観光客にも優しい作りです.


ライプチヒは著名な音楽家にゆかりのある町です.写真のゲヴァントハウス(Gewandhaus)は日本でも有名ですね.アウグスト広場(Augustusplatz)にありますが,ここには多くのトラムが来るので観光の拠点にもなります.ちなみに,ツーリストインフォメーションは中央駅(Hauptbahnhof)の向かい側にあります.ノボテル(Novotel)を目印に行くと見つかります.インフォメーションの前には市内観光バスが何台も止まっていますのでそれも目印になります.

ゲヴァントハウスオーケストラは第二次大戦後しばらくは動物園を拠点にしていたそうで,この建物が出来てからはまだ30年くらいだそうです.中にはCDショップもあります.


ゲヴァントハウスオーケストラと関係の深い音楽家がメンデルスゾーン(Mendelssohn)です.メンデルスゾーンハウス(Mendelssohnhaus)はゲヴァントハウスから歩いて行ける距離にあります.入口は写真の建物の手前にある門から入ったところにあります.メンデルスゾーン家は銀行業で成功したため裕福で,この建物もかなり大きいです.ユダヤ系であったためナチス政権下では演奏が禁止され,ドイツ国内でのメンデルスゾーン研究は遅れているそうです.入場料は3.50ユーロで,ライプチヒカードで1ユーロ引きです.日本語のリーフレットも貸し出してくれますし,日本語の解説書も売られています.


バイオリン協奏曲,真夏の夜の夢などメンデルスゾーン自身も偉大な作曲家ですが,彼が当時忘れ去られていたJSバッハ(大バッハ)を再発見したことは特筆すべき成果だと思います.そのJSバッハはライプチヒのトーマス教会で27年間も楽長を務めていました.そのことを記念して現在では教会の近くにバッハの像があります.

私が行った日は金曜日で,夕方からモテット(Motette)がありました.入場料は2ユーロ.男児合唱団の歌声を聴くことができました.とても良かったです.モテットはミサではありませんが,それに近いプログラムです.曲はすべて宗教曲で集まった人が合唱団と一緒に歌う場面もあります.立ったり座ったりしますのでうまく周囲に合わせてください.ここでは,歌詞カードも配布されます.バッハの曲もありますが,20世紀の曲もあります.この曲の歌詞はラテン語でしたのでドイツ語の訳も付いていました.この曲の歌詞は聖書からの一節にルターの書いたものが組み合わされていて面白いと思いました.某歩き方ガイドブックにはコンサートと書かれていましたが,コンサートではなくキリスト教徒のための音楽会でした.もちろん日本人の参加は何の問題もありません.


教会のすぐそばにはバッハ博物館(Bach Museum)があります.残念ながら私が行った時には改装中で,3月20日オープンだそうです.アイゼナッハのバッハハウス(「アイゼナッハ(2)−バッハハウスとルターハウス」の回参照)と比べてみたかったのですが残念です.


インナーリンクの外になりますが,グラッシ博物館(GRASSI)です.最寄駅はトラムの4番,7番,12番,15番のヨハニス広場(Johannisplatz)です.ゲヴァントハウスからなら歩いても行けます.ここは,近代美術館,(エスニック)民族博物館,楽器博物館が一つの建物に入っています.コンビチケットを買うこともできますし,1つ博物館だけのチケットを買うこともできます.私は楽器博物館のみ入りました.チケットはおそらく4ユーロだったと思いますが,ライプチヒカードがあれば2ユーロになります.写真を撮るためには,別途パスを買う必要があります.

楽器博物館は大きく分けると3つのパートからなります.管楽器を中心に定番から面白楽器までを集めたセクション,さまざまな打楽器やチェンバロやパイプオルガンを触ることのできるセクション,ピアノとオルガンのコレクションです.チェンバロやクラヴィール,パイプオルガンを触れるのは面白いと思います.

ライプチヒでは,音楽にゆかりのある場所を巡る観光コースを作っているそうです.今年の夏か秋あたりにはガイドツアーなどができそうですね.

本日はここまで.