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欧州徒然草

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ドレスデン(1) − ドレスデンの町

DE:ドイツ

今日からしばらくは東ドイツのいくつかの町のお話です.

まずはドレスデン(Dresden)です.ドイツ語の発音では,ドレースデンと伸ばす方が正しいようですが,ここではドレスデンと記述します.

ドレスデンはエルベ川(Elbe)の川岸に作られた町で,927年まで歴史をさかのぼることができます.かつてはザクセン王国の首都として繁栄を誇りました.1945年2月の空襲で町の中心部が焼かれ,3万5千人の死者を出しましたが,その後徐々に復興が始まり,現在では美しい姿を取り戻しています.

ドレスデンの町は,エルベ川を挟んで南側が旧市街(Altstadt),北側が新市街(Neustadt)になっています.宮殿(Residenz)などの見どころの多くは旧市街にありますが,それ以外の地域にも見所はたくさんあります.旧市街だけなら徒歩で十分観光できますが,他の地区も見るのであればトラムやバスの利用が便利です.


市内の歩行者信号.フランクフルトやマールブルクとは違い,かわいらしいですね.旧市街の中も車は多いです.

ドレスデンの観光客用に,ドレスデンカード(Dresden-Card)があります.48時間有効のシティカード(City-Card,21ユーロ)と72時間有効のレギオカード(Regio-Card,32ユーロ)があります.シティーカードはドレスデン市内の交通券と博物館等の割引券が付いており,レギオカードにはこれに加えてマイセン(Meißen)やバートシャンダウ(Bad Schandau)などの近郊地区への交通券と博物館等の割引券が付いています.ドレスデン市内(ゾーン10,Zone10)の1日券が5ユーロですので,2日分の交通券+ツヴィンガー+レジデンス(各10ユーロ)で元が取れます(2010年当時の価格).レギオカードは3日券として使えばいいと思いますし,マイセンなどでもわずかですが割引があるので郊外に行くのにも使えます.

ちなみに,ドレスデンやライプチヒ(Leipzig)では,トラムに自転車や犬を載せるためには子供用の切符が必要です.


ドレスデンの眺め.写真のアウグストゥス橋(Augustusbrücke)の左側が新市街,右側が旧市街です.奥には聖母教会(Frauenkirche)も見えます.


ドレスデンのトラム.ドレスデンには黄色のトラムが走っていますが,トラムの車体にはいろいろな広告が描かれているものもあり,他の色をしていることもあります.


トラムやSバーンの切符で注意することがあります.それは,ドレスデンでは切符は1回券ではなく,60分券になっているということです.そのため,自動券売機で買っただけではダメで,機会で使用開始時間を刻印しないといけません.フランクフルトなどでは,切符を買うと日時が印刷されたものが出てくるので何もしなくてもいいのですが,ドレスデンでは刻印が必要です.Sバーンの場合はホームにあるこの機械で刻印します.これがないと切符を持っていても無賃乗車になります.ドレスデンカードの場合は,使用開始時間を記入するので刻印の必要はありません.


トラムの中の自動券売機.トラムのすべての停留所に券売機があるわけではないので,その場合は車内で買います.買った後は刻印します.


旧市街にあるゼンパーオーパー(Semperoper).ドレスデンは音楽の町.このオペラ座は歴史が古く,1678年に開設されたそうです.現在の建物は,1841年に建てられ,ワグナーのタンホイザーなどが初演されたそうです.ゼンパーというのは,建築技師のゴットフリード・ゼンパーの名前からきているそうです.

明日からはドレスデンの各地区を紹介します.本日はここまで.