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欧州徒然草

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ヴュルツブルク(1) − マリーエンベルク要塞

DE:ドイツ

今日から2回にわたって,ヴュルツブルク(Würzburg)のお話です.ヴュルツブルクは,ロマンティック街道の起点の町として知られています.この町にはICEが止まるので,フランクフルトからは1時間ちょっとで来ることができると思います.車の場合は,アウトバーンA5号線→一般道B19号線と進むと簡単です.

ヴュルツブルクはマイン川(Main)のほとりにある町で,交通が便利であったためか歴史が古く,手元の資料では686年までさかのぼれるそうです.今日お話しするマリーエンベルク要塞(Festung Marienberg)も1200年ころからあることが分かっており,名前の由来となった聖母マリア教会(Marienkirche)はもっと古い時代までさかのぼれるそうです.マリーエンベルク要塞は,ヴュルツブルクの発展を見続けたともいえます.


丘の上にあるのがマリーエンベルク要塞です.市内からはバスで行けるようですが,トラムは途中までしか行けないようです.坂はきついですが,距離はそんなにないようなので,元気があれば徒歩という選択肢もありますが,バスがいいと思います.手前に見えるのがマイン川にかかっている旧マイン橋(Alte Mainbrücke)です.風景は違いますが,プラハをちょっと思い出しました.


要塞は増改築と破壊の歴史をもっており,中にはいろいろな建物があります.バス停や駐車場から中に入って行くと,まず目にするのがこの光景です.ここは,マインフランケン博物館(Mainfränkisches Museum)です.マリーエンベルク要塞は冬季は営業をしていないのですが,この博物館だけは冬季でも営業しています.この日は特別展で古いおもちゃが展示されていましたが,常設展についての案内が外にはありません.そのためか,あまり興味を持たずに,ここに入らないで帰ってしまう人が多かったのですが,ぜひ見るべきだと思います.

中は大きく3つのセクションからなっており,絵画と彫刻,民族衣装や生活の様子,先史時代の展示を見ることができます.特別展が催されるホールには,巨大なぶどう搾り機も展示されています.この博物館で最も価値があるのは,アダムとイブの石像だそうです.これらの石像は1490年代に作られ,要塞内にある聖母マリア教会に飾られていたそうです.


要塞の中.この場所には切符売場やショップがありますが,冬季は全て閉まっています.開いているのはトイレだけです(無料).要塞の見学するにはガイドツアーに参加するようで,2種類のツアーがあるようです.


遠くに見えるのは,聖母マリア巡礼教会(Marienwallfahrtkirche)です.要塞内にある聖母マリア教会とは別で,ここに行くにはニコラウスベルクという丘に登る必要があります.パンフレットの写真を見ると,中はかなり豪奢な内装になっているようです.ここの礼拝堂には,キリストを抱くマリアの像(ピエタというそうです)があり,この像にお祈りをすると病気が治るなどの奇跡が起きるという伝説があります.


聖母マリア教会.残念ながら,冬季はここも見学ができないようです.


マリーエンベルク要塞からの眺め.マイン川の手前はマイン地区というそうで,歴史的には経済力のない人々が住んでいたそうです.川の向こうが観光客の集まる所で,いくつかの教会やレジデンツ(宮殿)があります.

ヴュルツブルク自体は大きな町で,観光客が集まる市内中心部の他にも色々見所がありそうです.要塞から下に降りたところには,サーカスも来ていました.何泊かしていろいろ探索するのが正しい過ごし方だと思いました.

本日はここまで.