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欧州徒然草

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マールブルクのクリスマスマーケット

今日はマールブルクのクリスマスマーケットのお話です.

ヨーロッパでは11月の末あたりからクリスマスマーケットの季節に入ります.マールブルクのようなある程度の規模の町では毎日,もっと小さな町では週末にマーケットが開かれるようです.


オーバーシュタット(Oberstadt)の市庁舎前のマルクト広場(Marktplatz).マールブルクで何かイベントがあるときには,ここに行けばたいてい何かがあります.ただ,マールブルクのマルクト広場は狭いため,あまり多くの店はありません.ここから,エリザベート教会にかけて坂道を降りていき,教会内の広場までマーケットが広がっています.

写真に見えているのは,マールブルクの有名なカフェ,カフェフェッターの出店です.チョコレートなどを売っています.その他には,ドイツではおなじみのソーセージの店や小物の店などが出ています.この時期は,市庁舎でもクリスマスに関する展示があり,中に入って見学できます.クリスマスの展示といっても,キリスト誕生に関する宗教的なものがほとんどで,日本人が期待するような物はありません.これは,他の国や町でも同じです.

写真の奥に小さな観覧車が見えるでしょうか? 高さ2メートルくらいの観覧車で,スピードは結構早いです.誰がこんなのに乗るんだ,と思われるでしょうが,意外にもこのような小さな乗り物は人気があります.

エリザベート教会とは反対側の坂道を降りていくと,デパート・アーレンズ(Ahrens)がある通りに出ます.この辺ではマーケットは出ていませんが,クリスマスの飾りつけはこちらのほうがきれいですね.ちなみに,アーレンズは今年で60周年だそうです.


エリザベート教会に降りていく道(Wettergasse)の途中には,このようなミニリュージュのコースができていました.30メートルくらいの直線コースですが,結構スピードが出るみたいで子供たちに大人気です.


教会の敷地にも色々な店が出ています.教会を取り囲むようにソーセージの店,ホットワインの店,ナッツの店,小物の店などが出ています.


夜の写真に見えますが,時計が見えるでしょうか? この写真を撮ったのは午後4時半くらいです.11月の中旬あたりからかなり日が短くなってきていて,12月になると4時くらいになると暗くなります.朝も8時くらいまでは暗いですね.

マールブルクのクリスマスマーケットはとても美しくていいように見えます.初めてヨーロッパに来て,初めてのクリスマスマーケットをマールブルクで見たとしたら,かなり感動すると思います.しかし,私にとっては,今年経験した中では最低のマーケットでした.どうしてなのかいろいろ考えたのですが,ここがドイツで,マールブルクだということが原因だと思いました.

明日以降,フランクフルトやアルスフェルトのクリスマスマーケットも紹介しますが,やはり,ドイツのマーケットはいまいちな感じですね.

まず,ドイツ人は,いつでもソーセージをパンに挟んで食べています.伝統料理なのだから仕方がないかもしれませんが,この姿が全く美しくなく,中世風のマールブルクの町並みとも全く調和していません.ベルギーのクリスマスマーケットでは,ワッフルの店がたくさんあって,みんなワッフルをかじりながら歩いています.ドイツと同じじゃないかと思われるのですが,これは様になっているのです.単なる偏見なのですが,ソーセージは冬の季節やクリスマスとは合いません.

また,マールブルクのマーケットは規模が小さい割にはお店の数はそれなりにあります.ところが,どれもこれも似たような店ばかりで変わり映えがしません.ソーセージの店,飲み物の店,ナッツやお菓子の店,ろうそくの店,クリスマスとはあまり関係なさそうな小物の店,これくらいの種類しかないので,同じような店が並んでいるように見えるのです.前に紹介したタリンのマーケット(「エストニア(2) − タリン旧市街のクリスマスマーケット」の回参照)では,帽子マフラーの店,セーターや手袋の店,絵や皿を売っている店,クリスマス用のろうそくの店(このろうそくも,ドイツのものはデザインが全然ダメです),オーナメントの店など狭い割には種類がたくさんあって店々を覗く楽しみがあります.実際に,みんないろいろな店を覗きこんで楽しんでいました.

ところが,ドイツのマーケットでは同じような店ばかりで見る楽しみが少ないので,ドイツ人はソーセージを食べるかワインやビールを飲んでいます.極端な言い方をすると,ドイツ人はお祭りでもクリスマスマーケットでもただひたすら食ってばかりです.この姿は,ロマンティックなどという言葉とは対極にあります.この辺がドイツがダメな理由ですね.


さらに,ドイツ人たちの服装がとても地味なので,町の雰囲気が暗くなります.特にマールブルクのような田舎の人たちは,着ている服の色が暗いのです.ドイツ人は,動物の足跡のマークがついたあるブランドのジャンバーが大好きなようで,これを着ている人はとても多いです.このブランドの服は,服のブランドとかデザインとか全然分からない私から見てもとっても地味です.みんながこれを着ているので,人が増えれば増えるほど,町の様子が暗くなります.

いろいろ書きましたが,マールブルク,特に,オーバーシュタットは中世風の美しい街並みを見ることができるため,クリスマスマーケットも一見の価値があると思います.

明日はフランクフルトのクリスマスマーケットを紹介します.

本日はここまで.