欧州徒然草

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ゲッティンゲン(2) − 町中の見どころ

今日もゲッティンゲンのお話です.

ゲッティンゲンはとてもいい街ですが,見所がやや少ないといえます.街自体が見どころともいえますが.その中でも目立つものを紹介します.


まずは,鵞鳥(がちょう)売りの少女(Gänseliesel)です.某歩き方ガイドブックには,鵞鳥姫リーゼルというたいそうな名前がついていますが,英語のWikitravelではただ単にGoose Girlですので,鵞鳥売りの少女という名前にしました.この少女はマーケットに鵞鳥を売りに行く途中なのだそうです(ゲッティンゲン市の公式リーフレットより).この少女の像にまつわる話として,ゲッティンゲン大学で博士号を取った人がほっぺにキスをするという伝統があるそうです.そこで,この少女には「世界で最もたくさんのキスをされた少女」という別名があります.ツーリストインフォメーションがある広場(Marktplatz)にあります.


インフォメーションのすぐ裏にあるヨハニス教会(St. Johannis).ゲッティンゲンのシンボルで非常に大きな教会です.ただ,観光客に対する公開には積極的ではないのか,昼休みはカギがかかっていたり,中が薄暗くて展示もあまりなかったりします.私が行った日のタイミングが悪かっただけなのかもしれませんが.


ヤコビ教会(St. Jacobi).こちらはヨハニス教会とは対照的に,観光客に対してフレンドリーです.日本語のリーフレットもあります.私が行った日に中にいた人はドイツ語のみの人でしたが,いろいろ教えてくれました.残念ながら3分の1くらいしか理解できませんでしたが.駅からゲーテ通り(Göthealle)をまっすぐ歩いて来るとこの大きな教会に着きます.大きすぎて写真には収まりません.


中は写真撮影できますが,フラッシュは禁止されていますので注意してください.ここには3つの見どころがあります.1つ目がこれです.えのように見えますが,日本の仏壇のような構造になっています.キリスト教について分からないので名前も分からないのですが,これにはキリストに関する絵があります.左上から右下に向かって話が進んでいくようです.この絵の奥にはマリアやキリストなどの像があります.その列の中にはこの教会の名前にもなっているヤコビもいます.それらの像はクリスマスの時にだけ公開されるそうで,普段は閉じられていてこの絵を見るだけしかできないそうです.この段がある壁の右側に,紙でできた模型が置いてあって,中の像を見ることができます.この模型はお土産としても売られています(2.50ユーロ).


2つ目は内装です.特にこの柱の模様が特徴的です.ずっとみていると目が回りそうです.


最後が塔です.この教会にも塔があり,上ることができます(天候が悪い時などは登れません).現在は工事中ということで,全体の3分の2まで登ることができます.料金は半額の1ユーロ(2009年当時の情報).今まで登った塔の中では,ゴスラーのマルクト教会が一番すごいと思っていましたが(「ゴスラー(2) − ゴスラーの博物館たち」の回を参照),ここは断トツの一番です.この写真のようなはしごを登って行くため,カバンは下で預かってもらいます.梯子は当然ギシギシいますし,床の木も一部は取れそうです.風も外からビュービュー入ってきます.登るのも大変ですが,降りるのも大変です.機会があれば,工事が終わった後の塔にも登ってみたいです.


パウルス教会(St. Paulus).旧市街の外側にあります.駅前から続く通りにある土星のオブジェからさらに北東に行ったところにあります.ここにはあまり観光客は来ないみたいですね.夕方に行ったのですが,誰もいなくてシンとしていました.また,電気も一部の所にしかないため中は薄暗く,独特の雰囲気がありました.


市立博物館(Städtisch Museum).ゲッティンゲンの歴史が分かる博物館ということでしたが,私が行ったときには,町の歴史の所がすべて工事中になっていました.それでも,特別展や大学にゆかりのある人々の紹介(例えば,物理学者のプランクなど),中世から近世の絵画や食器類,面白いところでは,おもちゃの展示もありました.旧市街には博物館がここしかないのですが,1か所にいろいろなものが集められている感じで,観光客にとっては楽でいいかもしれませんね.


観光で疲れたらカフェでケーキとお茶です.ここは1876年から続いている,「Kaffe Cron&Lanz」です.ヴェーンダー通り(Weender Straße)にあります.


店内に入ったら,まずはケーキを注文しましょう.もちろんしなくてもいいですが,たくさん種類があるので,どれか試してみてください.1階にもテーブルがありますが,2階が広いのでお勧めです.カウンターで小さな紙をもらったらテーブルに着きます.ウエイターにその紙を渡すとケーキが出てきます.お茶やコーヒーはテーブルで注文します.ケーキの代金はお茶の代金と一緒にテーブルで払います.ここはちょっと高めだと思いますが,テーブルが多いので急ぐ必要もなくゆっくりできます.夏はオープンテラスもあるようです.


ゲッティンゲンの旧市街には,歴史的な建物がいくつかあります.その中でも,この(Junkernschänke)は有名で,15世紀の建物です.現在はレストランになっています.

今日紹介できなかったところに,プールや植物園があリます.駅から徒歩20分の所にプールがありますが,結構大きそうです.ドイツでは冬でも遊べる温水プールがあちこちにあります.温水プールの中には,Bad(温泉)と書かれているものもあります.今度行ってみようかなと思いました.植物園は,旧市街の北の方にあり,植物園の中には数学者ガウスの墓もあるそうです.これは後から分かったことで,行っておけばよかったと後悔しました.ちなみに,ガウスの像は旧市街をぐるりと取り囲む遊歩道の中にあります.一番南側です.

町の南側には,天文台があります.中の見学はできないようです.旧市街とその周辺にはたくさんの教会があります.ヤコビ教会やマリエン教会などではドアノブが鳥などの動物の形になっています.探してみてください.旧市街には,なぜかKarstadtというデパートの建物がたくさんあります.その建物が町に調和してるのも面白いですね.

ガイドブックでみて,ゲッティンゲンは地味な町だと思っていました.行ってみると確かに地味な町ですが,落ち着いているとも言え,そこが魅力だと感じました.観光にも住むにもいい町だと思いました.


本日はここまで