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欧州徒然草

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ベルギー(8) − リエージュのチャンチェに会いに行く

今日は,ムーズ川(Meuse)の南岸の地域(Outremeuse)を見ていきます.ここでの目玉は,チャンチェ博物館(Musée Tchanthès)です.


南岸地域の町並み.リエージュ自体,ブリュッセルと比べると落ち着いた街ですが,この辺は観光客が少なくて落ち着いた感じです.ムーズ川を渡るにはどこからでもいいですが,ランバート広場からまっすぐ南に行くと,La passerelleという歩行者専用の橋があります.ここは,日曜日のマーケットの端にもなります.その隣のケネディ橋(pont Kennedy)の方がやや近くて道順も簡単です.


えーと,これは何なんでしょうか.何の意味があるのか,どうやって積み上げたのか謎だらけです.


チャンチェの像です.チャンチェとは昔話の主人公で,リエージュの人気者です.現在では,チャンチェは人形劇として楽しむことができます.


ここがチャンチェ博物館.入場料は1ユーロですが,人形劇が開催されている日は3ユーロになります(2010年の情報).人形劇は土日などに頻繁に開催されているようです.ぜひ劇を見ていきたいところです.

チャンチェはリエージュ市民の象徴的な存在で,実在の人物ではないそうです.チャンチェが登場する時代はシャルルマーニュ(カール大帝)が活躍した8世紀から9世紀で,チャンチェはシャルルマーニュとともにイスラム教国やカトリック以外の宗教勢力と戦ったという話になっており,人形劇もその大枠に基づいて話が作られているようです.今回の話にも王族や教会が登場しており,チャンチェとその仲間たちが兵士と戦うシーンがありました.


舞台の様子.舞台の両脇や荷物置き場などに人形が陳列してあります.確認したところ,写真はOKです.これは開演20分前の様子.あまり流行っていないのかと思いきや,開演直前にどっとお客さんが来て,超満員(子供を入れて30名くらい)になりました.お客さんはみんな子連れです.前の方は子供たちに譲ってあげましょう.劇は45分くらいで結構長いです.その間子供たちを飽きさせないように,チャンチェは子供たちにいろいろ呼びかけ,子どもたちは「Oui」「Non」と大声で答えます.

劇が終わると,20分くらいの休憩に入ります.その間に,子どもたちはお菓子やジュースを買ってもらって楽しみます.休憩の後は第2幕です.他の所にも行きたかったので第2幕は見ないで帰りましたが,3ユーロとお菓子代で半日楽しめる,地元の穴場スポットでした.


チャンチェ博物館の近くには,水族館(Aquarium-Museum)と科学館(Maison de la Science)があります.2つとも同じ建物の中に入っています.水族館は5ユーロ,科学館は3ユーロですが,コンビチケットで割引になります.


水族館の現地名には博物館という単語が入っているように,水族館だけでなく動植物のはく製のコーナーが充実しています.この写真のクジラの骨が目玉ですが,見るべきものはかなりたくさんあります.

科学館は水族館に比べるとかなり狭いですが,錯視のコーナー,化学のコーナー,天文のコーナーなどがあります.有機化合物の説明をしたポスターはアイデア賞ものですので見逃さないように.科学館には昼休みがありますので注意してください.

川の南の地区には,交通博物館などの見どころがまだまだあります.ぜひ,インフォメーションで教会&博物館のマップをもらって散策しましょう.

本日はここまで.