欧州徒然草

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ウイーン(4)−カーレンベルク

今日は,カーレンベルクとその周辺についてです.

カーレンベルク(Kahlenberg)はウイーンの北の方向にあります.小高い山の上からはウイーン市内とドナウ川が一望できます.また,ここに行く途中には,ベートーベンが遺書を書いたことで知られるハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)や美しい坂道の町グリンツィング(Grinzing)などがあり,半日以上楽しめる場所です.

カーレンベルクに行くにはいくつか方法がありますが,一番簡単なのは地下鉄U4のハイリゲンシュタット行きの終点で降りて,38Aのバスに乗り換える方法です.38Aのバスは,カーレンベルクが終点のバスともう少し先まで行くバスがありますが,どちらでもOKです.運転手に聞いたところ,ウイーン市内の24時間券や72時間券でもOKとのことです.ハイリゲンシュタットからカーレンベルクまで約30分です.途中,グリンツィングを通っていきますので,気に行った場所を見つけて帰りに寄ってみてはどうでしょうか.ここには,レストランやカフェが沢山あります.ちなみに,山を登って行く途中で,ヤギやアヒルなどがいる小さな動物園があります.入場料は4ユーロ,餌は1.50ユーロです.餌を4つも買ったのは内緒です.




カーレンベルクの展望台.ここの見どころはウイーンの景色だけです.カフェもありますが,ウイーンの景色を楽しんだらさっさとグリンツィングまで戻った方がいいです.




ウイーンを一望して.左に見える川はドナウ川です.この写真には,シェーンブルン宮殿も映っていますが,分かりにくいですね.実は,写真真ん中右にある横長の森が宮殿です.




グリンツィングの町並み.ここにはたくさんのレストランがあって,夜になると演奏を聴きながらお酒が飲める店になります.グリンツィングの坂道の途中には,38番のトラムが来ます.このトラムはリンクのショッテントーア(Schottentor)まで行きますので,トラムで直接リンク方面に帰ることもできます.地下鉄と違って町並みが見えるので,こちらもいいと思います.




レストランの中.おつまみなどの軽いものなら店の中からセルフで取ってくるようです.もっとちゃんと食べたいのならメニューをもらって注文します.休日のお昼でもなければ,そんなに込んでいないでしょうから,のんびり時間を過ごすことができます.日本のように食べ終わったらすぐに出ていけ,というような空気はありません.




グリンツィングの坂道を下って行くと,ベートーベンにゆかりのある地域になります.この写真は,ベートーベンがハイリゲンシュタットの遺書を書いたときに住んでいた部屋です.中は狭いですが,遺書の原文やベートーベンのデスマスクなどがあります.入場料は2ユーロ.ここはお昼休みがあるので午前中が午後に来ましょう.通りからは少し入ったところにあります.この近くには,他にもベートーベンの下宿が2つあります.ベートーベンはしょっちゅう引っ越しをしていたので,ベートーベンが住んでいた部屋はウイーンにはたくさんあるようです.

ここからさらに奥の方に行くと,ベートーベンの散歩道(Beethovengang)もあります.この道を散歩しながら田園交響曲の構想を練ったそうです.小川に沿ったそれほど長くない道で,市民の散歩に使われる普通な感じの道ですが,リンクの中のごみごみとしか感じがなく落ち着けます.ここからリンク方面に帰るには,トラムD番が使えます.これは,ウイーン南駅やヴェルヴェデーレ宮殿の前を通って,オーパーの前に出ます.

私はケルントナー通りよりも,こっちの落ち着いた雰囲気の方が好きです.

ウイーンはまだまだ続きます.明日はプラーター遊園地です.本日はここまで.